① LT機の条件変更(e機のみ):「LT3.0」としての変更
② 時短の性能仕様変更(P機・e機共通):状態の移行先や移行方法が多彩になる「プラス」としての変更
③ 上記②に対応した総量計算方法の整理(e機のみ):e機の開発自由度向上

実質的な変更は①と②になり、③は②を受けたe機の開発自由度向上を指します。これら3点を総称して「LT3.0プラス」と呼ぶ新仕様となりました。


・LTによる獲得出玉が占める割合が変更  
LTによる獲得出玉が占める割合が全体の2/3以下だったのに対してLT3.0では、全体の4/5以下になりました。

・初当りを含む獲得出玉の期待値について
初当りを含む獲得出玉の期待値が3,200個未満から6,400個未満に変更となっていますが、獲得する出玉が増えるよという話ではなく、従来のLT機は、初当たりごとの総平均出玉が3,200個未満であったことから「ライトミドル」が中心となっていました。実際に「図柄揃い確率1/399」のLT機の多くは、それとは別に「図柄揃いしない大当り」(俗に言うチャージ当たり)が存在しており、それも含めると実際には大当たり確率が1/200程度になっているのはそのため。今回のe機に限り初当りを含む獲得出玉期待値を6,400個未満にすると、大当り確率1/349相当の機種までは、チャージ当りを搭載は不要になります。

一つ目が複数の「CZ」が生まれる可能性。これまでも「CZ」的な機能を持った機種(eキョンシー)のような台はありましたが、今回の「プラス」によって、CZの上位版(超高確率)のような形で、通常時の状態を複数作れるようになります。上記図のように、どの状態で当たったかによって、【RUSH突入の割合が変化する】というようなゲーム性が作れるようになります。

滞在している状態によって、RUSHに突入する割合を変更できるだけでなく、上記のように、滞在状態によって、継続率の割合変更(RUSH回数の変更)も可能になるため、高確率状態で当たった場合は高継続のRUSHに期待できるといったゲーム性も作れるようになります。

これまでは、下位ラッシュと上位ラッシュ(LTを含む)のような形は実現できていたが、上記の図のように、複数の継続率を持ち、それを徐々にアップさせていくようなゲーム性を作ることも可能となります